結束バンドなんてどれを使っても同じだろうと単純に考えている人も多いようで、100円ショップで購入して済ませている人も少なくありません。

屋内でちょっとした配線を束ねる目的で使うならそれでも全然かまいませんが、屋外で使用したり、業務用として使用したりする場合には安物のバンドを使用するのは危険です。例えば、雪国では冬季に道路が凍結しないように凍結防止剤・融雪剤をまくことがあります。この凍結防止剤・融雪剤には塩化カルシウムという化学物質が含まれており、これは100円ショップで売っているような通常のナイロン製の結束バンドを劣化させてしまう可能性があります。

バンドが劣化して配管や配線がほつれてしまうと、何が重大事故になる可能性も否定できません。ちゃんと塩化カルシウムに対して耐久力のある結束バンドを利用するようにしましょう。塩化カルシウムの他にも、沿岸部などでは海の方から風にのって飛来する塩化ナトリウムにも注意しなければいけません。特にこの塩化ナトリウムと亜鉛めっき銅板が化学反応を起こすと、通常のナイロン製の結束バンドに浸透して内部から劣化させることがあります。

亜鉛めっき銅板は屋根などに使われていたりするので、ソーラーパネルの配線施行やアンテナなどの施行などで塩化亜鉛に耐久力のないバンドを使っていると、とんでもないことになるかもしれませんから気をつけましょう。耐久力のある結束バンドは、お値段がけっこうしますが、安心・安全のためには欠かせないコストです。
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