電気の配線を行う際に使用すると便利なグッズの1つに、結束バンドというものがあります。

これはナイロンやポリプロピレンなどの樹脂を素材とする幅広のバンドで、洋服のベルトのように締め付けた状態をキープすることができます。通常は、複数のケーブルを束ねておきたい場合に使います。結束バンドは、壁の内側や天井などに配線工事を施す際に利用すると、ケーブルがバラバラになって垂れ下がったりするのを防ぐことができます。また、AV機器の配線をすっきりさせたい時にも使えることから、工事関係者だけでなく一般家庭にも広く普及しています。

一方、降雪の多い地域などでは、ちょっとユニークな使い方をしている例が見受けられます。それは、自転車のタイヤに結束バンドを何本も巻き付けることで、即席のスノータイヤに変身させるというものです。バンドによって作られた凹凸が雪面をしかりとらえることで、スリップ事故などを防げるということでインターネットを中心に話題となっています。

ただ、樹脂製のバンドはアスファルトに強くこすられると擦り切れてしまうので、あくまでも急な降雪に対応するためのとっさの知恵という位置づけです。ところが、同様の用途を持った結束バンドが、実際に製品化されてもいます。これはナイロン製のタイヤチェーンとでも言うべきもので、自動車のタイヤに巻くことでグリップを生み出します。やはり急な降雪に備えるための使い捨て製品ですが、大手の通販サイトやカー用品店などで入手できます。

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