lanケーブルにはカテゴリーの他にも最大10Mbpsの10BASE-Tに始まり、現行では最大40Gbpsに対応した40GBASE-Tまでの規格があり、数字が多いほど帯域幅が広がり1度に伝送できるデータ量が増加します。

ネットワークで最大のポテンシャルを発揮するためには内蔵されているlanアダプタをはじめ、全ての機器のインターフェイスと接続するlanケーブルの規格が統一されている必要があり、その経路で1つでも下位互換の製品が混入している場合は遅い方に合わせる仕組みとなっています。

例えば下り最大1Gbpsの光ファイバー回線を利用し、対応している1000BASE-Tの機器とlanケーブルを揃えたつもりでも、その中の1本に100BASE-Tのケーブルを使用していれば末端の端末に搭載されているlanアダプターが1000BASE-Tに対応していたとしても下り最大100Mbpsしか出ないという事態に陥ってしまいます。

光ファイバー回線をはじめとする高速なインターネット回線を用意し、その配下に接続されたネットワークの速度が遅く本来の性能を発揮できていないと感じた場合には、故障を疑う前に使用している機器のインターフェイスや接続するために使用しているlanケーブルの仕様を確認します。もしも異なる規格の製品が混入していた場合には同一規格の製品に交換するのが問題を解決するために最も手軽かつ確実なソリューションとなります。

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