配線ダクトの製品はいろんなメーカーで作られていて、種類も複数ありますが公共施設などで設置するときには、公共建築工事標準仕様書の内容にあてはまるものでなければ使えません。
国土交通省仕様などとも呼ばれる配線ダクト製品をしっかりと使って、工事を施工しましょう。メーカーで在庫が不足することはあまり考えられませんが、需要が高まっている時期は納期が遅れることがあるため注意が必要になります。コスト削減や工期短縮のために利用したいのは、加工サービスです。配線ダクトの製品は多様な種類が出ていても工事に適した長さのものがなかなか見つからない場合がありますが、加工サービスを利用すれば納品された時点で図面通りのサイズなどに加工が済ませてあるわけですから、現場では設置していくだけの手軽さです。
現場で加工して屑を出し、掃除が大変になってしまうこともなくなります。配線ダクトの製品を加工するサービスも種類が豊富で、ダクト本体の切断を指定した寸法で行うものやカバーの切断、取り付け孔や配線孔の立ち上がり位置指定もできますし図番マーキングなども行ってもらうことが可能です。
注文すれば他の加工も行ってくれるので、自社で加工計画を立てて測定してから作業を行うよりも、指示して済ませられる加工サービスの利用は時間の削減にとても適しています。どれくらい費用が掛かるか見積りしてもらうことは必須で、現場の規模によっては自社で加工の対応をしたほうが費用の削減につながることもあるため、状況に合わせて利用するか検討するとよいでしょう。