一般的にソーラーパネルの総出力量が1MWを超える発電システムや施設のことをメガソーラーと呼びます。
広大な農地を利用した発電システムは、ソーラーパネルの設置台数も多くなり、ケーブル類がそれぞれのソーラーパネルから伸びているため、結束バンドは必要不可欠です。結束バンドはケーブル類を束ねる時に利用するもので、ケーブルがばらばらの状態に伸びていると、発電設備のメンテナンスを行う時に、ケーブルに足を引っかけるなどでケガをすることもあり危険です。
結束バンドを使ってケーブルをまとめてあげれば、安全性の確保にも繋がりますし、メガソーラーは屋外の敷地に設置が行われるものですから、見た目も良いなどのメリットもあるわけです。メガソーラーの発電所は暖かい地域もあれば、比較的降雪量が多い寒い地域、海に近い地域など様々です。ケーブル自体もそれぞれの地域の気候などに強いものが必要になりますが、これはケーブルだけでなく結束バンドにも同じことが言えます。
例えば、海に近いエリアのメガソーラー発電所は、塩害に強いと言われている設備を導入する必要があります。また、寒い地域などの場合、冬場は凍結などで設備への悪影響を与えるなどからも、融雪剤や凍結防止剤などを使用するケースも少なくありません。こうした薬剤を使う場所ではケーブルや結束バンドの耐久性を考慮したものを導入・使用することがメガソーラー発電所には必要不可欠と言われています。